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  • 執筆者の写真ishidamichiyuki

No.5 水のチカラ

前回までの話で、雨水は森で涵養されて初めて命を育む水になるという森の大きな役割について書きました。そして森の機能を持たない人工林では、雨は大地に浸透することなくそのまま一気に川やダムに流れ込み、それが土壌を削り土砂崩れや鉄砲水などの災害を引き起こす大きな要因だと言ってきましたが、ひとまずその話は置いといて、山から流れてくる水そのものについて書いてみます。




上流部の水源涵養林としての森をなくし、ただ雨水が溜まっただけのダムの水に生き物を育む養分はありません。護岸をコンクリートで固められた川には水棲昆虫も棲めず、魚も育たない。清流のイワナやヤマメもほぼ放流によるものです。原生林伐採により単なる用水路と化した川、その影響は近海の漁業はもちろん農業にも及びます。森の養分を含まない雨水に作物を育てる力はなく、麓の水田も農薬や化学肥料に頼ることになりました。それらが人体に蓄積することによる健康への影響は?アレルギーや癌、不妊の一因だと指摘する声も多くありますが、その因果関係を証明するのは容易じゃありません。


「ダムのおかげで水に困らなくなった」なんて言ってる場合じゃないと思うけど…    

お人好しの農家を騙して農薬や化学肥料の巨大産業はどれほど儲けてるのか?ついでに言えば近ごろ話題の医療やワクチンなど医薬品関係も同じ構造なんだと思います。残念ながら、この辺りのことはボクには見えないので、これ以上は言いませんが…

魚沼のコシヒカリやあきたこまちなど有名な米処の上流には豊かなブナ林が広がっているし、ブナの森を流れる水辺には誰が肥料をやるわけじゃないのにビックリするような大きな緑の葉が育ってます。それは誰が見ても一目瞭然です。




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