ishidamichiyuki2020年8月26日3 分No.6 ブナはいちばんふつうの雑木だった「山野に生えるいちばんふつうの雑木、たきぎや炭にする」これは60年前の三省堂国語辞典のブナについての記載で、ブナの森に魅了され撮影を始めた当初に偶然見つけたものです。かつてはいちばん普通にあったという事実に驚き、そして燃やす以外には役に立たないという当時の認識に愕然としまし...
ishidamichiyuki2020年8月26日2 分No.5 水のチカラ前回までの話で、雨水は森で涵養されて初めて命を育む水になるという森の大きな役割について書きました。そして森の機能を持たない人工林では、雨は大地に浸透することなくそのまま一気に川やダムに流れ込み、それが土壌を削り土砂崩れや鉄砲水などの災害を引き起こす大きな要因だと言ってきまし...
ishidamichiyuki2020年8月26日2 分No.4 ブナは不要な木か?原生林伐採の罪森の林冠についてもう少し書いてみます。いちばん外側で最初に光や雨を受けるのが林冠部分ですが、落葉広葉樹の葉は総じて薄く、光を透過するため森の中は暗くならず内側の空間にも葉は茂り、林床の下草や幼木も育ちます。ブナは森で生きる動植物たちに木陰と木漏れ日という程良い棲息環境を提供...
ishidamichiyuki2020年8月26日2 分No.3 森と雨の話これからボクが撮影を通して見てきた森から想像し考え学んだことを書いていきます。自然がすべてつながっているのと同様にボクが言いたいこともすべてつながっています。だからダラダラと取り止めのない話になると思います。世間で言われていることとは全く違うことも多いですが、関心を持ってく...
ishidamichiyuki2020年8月26日1 分No.2 森に降る雨は優しい先月の九州の豪雨災害の翌日、その雨雲が信越地方にもかかってくる最中にいつもの森へ出掛けた。ここ数年、台風や大雨が予想される日にわざわざ撮影に出かけてきた。土砂崩れで途中の道路が塞がる危険もあり、よくないことはわかっている。だから誰も誘わない。...